花文字で描く金嚢巾着
The meaning of the pattern “Gold purse”
- Fortune
- Financial luck
花文字ソムリエ協会のくにはなメソッド®︎で、和柄のひとつ「金嚢巾着」が花文字で描けるようになります!
描き方は協会の会員さんに伝授となりますので、こちらでは実際に花文字で描いた金嚢巾着を紹介します。
文様「金嚢巾着」の持つ意味
- 金運
- 財運
金嚢巾着を用いた作品例
「福」金運・財運UPの願い多め/寸松庵(ミニ色紙)
この作品で使われた吉祥絵柄の説明はコチラ↓
金納巾着とは
1. 金嚢(きんのう)
金嚢は、金や財宝を収める袋を意味し、特に金銭や富を象徴するアイテムです。金嚢は、元々は商人や富裕層が金銭を保管するために使用していた袋ですが、文様としては金運や繁栄、商売繁盛を意味する象徴的なアイテムとなります。
2. 巾着(きんちゃく)
巾着は、袋状の袋物の一種で、口を絞ることができるデザインが特徴です。巾着もまた、金運や財宝、物を収める意味が込められたモチーフとして使用されることが多く、特に着物や装飾品に用いられることがありました。巾着はまた、袋に物を詰め込むことから「運をためる」意味を込めて使われることもあります。
3. 文化的な背景
江戸時代を中心に、日本の工芸品や着物においては、幸運をもたらすための象徴的な文様が数多く生み出されました。商人層や庶民の間でも、金運や繁栄を願って金嚢や巾着をモチーフにしたデザインが好まれました。特に、巾着の形状が袋物として身近であり、富を集める意味合いを持っていたため、この文様は「宝尽くし」においても重要な要素として取り入れられました。
4. 宝尽くし文様の具体的な意味
「宝尽くしにある金嚢巾着」は、金嚢や巾着のデザインが宝物や財運を象徴するアイテムとして使用されていることから、商売繁盛、金運、または財の蓄積を祈る意味が込められています。こうしたデザインは、特に着物や帯、小物などに見ることができ、贈り物や祝い事、特に新年や商売繁盛を祝う際に使用されることが多いです。
まとめ
「宝尽くしにある金嚢巾着」は、江戸時代を中心に発展した、日本の豊かさや金運を象徴する文様で、商売繁盛や富の蓄積を願う意味が込められています。このデザインは、金嚢や巾着といった形状を用いて、金銭や財宝、運を収める象徴として使用されることが多く、日本の工芸や着物において吉祥の意を表す重要なモチーフとなっています。
古典柄の文様-金嚢(きんのう)- – 振袖 京都-京都室町なないろや
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