山本幸恵のプロフィール・花文字は独学?習う?ビフォーアフター(画像あり)

ビフォーアフター

那覇在住の花文字作家・山本幸恵(ゆきえ)です。花文字ソムリエ協会に所属している公認作家です。

このブログは、

花文字の魅力を全力でお伝えしたい!

と動機は熱いですが、沖縄の草木やアートなどの雑談をしながら花文字を紹介するブログです。

 

またここでは私や花文字についてご紹介すると同時に、このページをご覧になっている方はおそらく花文字に興味をお持ちの方が多いと思いますので、

「花文字を独学で練習したらどうなるだろう?

ちゃんと習ったら何が違うのだろうか?」

ということを私の例に限られていますが、ビフォーアフターをお伝えしようと思います。

花文字に出会う

花文字との出会いは、今から10年ほど前になります。

たまたま那覇に来ていた韓国人花文字作家さんと知り合う機会があり、息子の名前を花文字で描いてくだいました。

このとき初めて花文字を目の当たりにしてあまりの素晴らしさに私はすっかり花文字に魅了されました。

話によるとこの韓国人作家さんは習いたい人に100万円で伝授するとのことでしたが、私には100万円ねん出は到底無理でしたし、韓国人作家さんは日本語がわからず、私は韓国語はわからずと言葉の壁もありました。

独学で花文字を練習したらどうなった?

あわよくば独学で花文字が描けないだろうか?

そう考えて、youtube、サイトなどで「花文字」と検索してはとにかく動画、画像を見まくる生活が始まりました。

また中国人の先生が販売している花文字の描き方教材(DVD)や道具を買いました。

独学して数か月?ほど経ったでしょうか。思い切って色紙に描きました↓

花文字をちゃんと習う前(ビフォー)の写真です。

花文字「癒」

仕上げたあとは心底疲れました。「どうやって描くんだろう?」「どうやって線を引くんだろう?」と描いている間、延々と悩んだためです。

当時、感謝という言葉も描いています。↓

花文字 感謝

感謝の謝の字が最後まで描かれていません💦

結局はネットの情報やDVDを見てもこれ以上は上手くなれず限界が見えました。

 

  • 上手になる環境が整っていない。
  • ネットで見られない字以外はどう描いていいかよく分からない(つまりほとんどの字が描けない)。

 

独学で上手になった人もいるかもしれませんので、あくまで私個人の問題点です。

そのうち仕事やら当時小学校低学年の子供たちの面倒やらと忙しい毎日にまみれ、花文字を描くことを断念します。

結局は「道具や教材等一式は夢の残骸ということで全て捨てましたえーん

というのが、「独学で花文字を練習したらどうなった?」の話のオチです。

花文字ソムリエ協会のオンライン講座で花文字を習う

花文字のことはすっかり忘れて生きていましたが、偶然にも花文字ソムリエ協会家元・理事長の國井良恵先生の作品をネットで目にしました。

 

色鮮やかで絵柄のひとつひとつが生き生きとしていて本当にかわいらしく、気品のある作品でした。

そしてなんと!和柄もあるのです。

和柄でも花文字って描けるんだ!!

 

花文字と言えば、中国、韓国、台湾、香港…と思っていたので、日本ならではの花文字には一番最初に花文字を見た時と同じく、感動しすぎて衝撃が走りました。

 

花文字ソムリエ協会の公式サイトを見ると、オンライン授業もあるようです。

 

夫に相談して受講することを決めて翌日にはお電話をしました。本当に緊張しましたが、今ではこの時の勇気に感謝です。2020年11月、53歳のときの選択でした。

 

授業では、絵具の調整の方法、筆の持ち方、線の引き方から教わり、花、梅、松と絵柄をひとつひとつ習っていきました。

習得してから次の絵柄に進んでいきます。

最初は絵柄の練習をしてテキストの通り文字を描きます。

級数が進むと、次は指定された文字を自分で絵柄を選択して組立の練習をします。

 

当時は夫の飲食店をの手伝いをしていたため、花文字セットは2セット購入し、家でも練習、開店前のお店のカウンターでもお道具を広げて練習したりしました。

コツコツ練習していたら自然と花文字作家になれた

授業は個人レッスンのときもありますし、グループレッスンのときもあります。

グループレッスンの方が授業時間が長いため最近ではグループレッスンが多いです。

 

先生やほかの受講生の方と楽しく話ながら描いたり、描くのに夢中になっているうちにひとつひとつ検定に合格していき、2023年10月に作家の試験を合格しました。

 

花文字を習ったあと(アフター)の「癒」と「感謝」です。↓

花文字の癒

 

 

花文字の感謝

 

独学時代はとにかく全体で文字に見えるよう、自分でも意味のわかっていない線を引いたりしていました。

 

ところが習ったあとはすべての線と点が、おめでたい意味を持つ絵柄になりましたので、より一層、お渡しする方に喜んでいただける作品になっているかと思います。

 

また花文字を独学で練習しているときは

  • 上手になる環境が整っていない。
  • ネットで見られない字以外はどう描いていいかよく分からない(つまりほとんどの字が描けない)。
という悩みがありましたが、
花文字ソムリエ協会に入会後は花文字のカリキュラムがあり、先生に指導していただくので最初の悩みは解決しました。
2番目の悩みも、自分で絵柄を組み立てて練習するので、筋トレのようにコツコツ練習している間に次第にできるようになりこちらも解決しました。

 

次の目標は花文字講師になること

次は花文字をお教えできる講師の資格を目指して、

またコツコツと楽しく続けていく予定です。

 

花文字でたくさんの笑顔が輝きますように!

 

プロフィール

1967年1月11日、大阪生まれ。

父の仕事の都合で横浜→名古屋→可児(岐阜県)に引越。

子供の頃から動物が好き。母も動物好きなため、家の中には、アリ、鈴虫、コオロギ、おたまじゃくし、インコ、カナリア、文鳥、カブトムシの幼虫、カメ、金魚など何かしら小動物がいました。社宅のため犬猫は飼育できませんでした。

母の実家の三重県熊野市の田舎で遊んだことが原体験です。

アリの行列を何時間も眺められ、動物の絵を描いているか、本を読んでいるかの静かな子供でした。

得意な科目は数学、理科、国語、美術

苦手な科目は体育

でした。数学の問題を解けるまで考え続けるなど興味のあることは粘り強く取り組めますが、運動神経にはあまり恵まれなかったようです。

 

53歳で花文字ソムリエ協会に入会し今も練習中です。